【高校受験】高校入試の国語で安定的に得点を取る方法とは

「国語の勉強」というと、何をしたらよいか分からない人が多くいます。

  • 「国語って勉強しても成績上がらないし」
  • 「僕はこう思ったからこれを選んだ」
  • 「今回は運が悪かった」

生徒からよく聞く言葉です。

しかし、考えてみてください。

もし答えがどれでもいい問題が出題されたら、それは試験になりませんよね。

答えが一つになり、誰が見ても納得がいく問題しか出題されることはありません。

「数学は答えが一つに決まっているからやりやすい」という生徒がいますが、国語も同じです。

今回は高校入試の国語で安定して得点を取る方法をお教えします。

本記事の監修者

モコスタ統括マネージャー
小澤 珠美

小澤珠美

大学卒業後、大手進学塾で高校受験・中学受験の指導に15年間従事。特に中学受験において、御三家中学をはじめとする超難関校の算数指導・受験対策・保護者のサポートに尽力し、合格実績に貢献。
その後独立してさらなる成果を出し続けモコスタ専属の指導者となる。これまでに蓄積したすべてのノウハウを投入し、モコスタに通う受験生全員の第一志望校合格を全力でサポートする。
著書:『中学受験超成功法「ママは楽しく息を抜く」』ギャラクシーブックス 2017年
共著:『未来を創る〜私たちが選んだ道〜 輝く女性起業家』ブレインワークス 2017年

目次

漢字で確実に得点する

高校入試の国語では漢字が出題されます。

独立問題として漢字が出題される学校もあれば、読解問題の中に漢字問題が含まれている学校もあります。

配点は学校により違いがありますが、10点分程度はあると考えてください。

漢字は覚えると確実に得点できます。

「10点しか出題されない」ではなく、「確実に10点は取れる」と考えることが大切です。

口語文法も確実に得点出来る

学校によっては毎年口語文法が出題されます。

毎年口語文法が出題される学校として、慶應女子が有名です。

慶應女子の口語文法の問題は、単語分け・品詞名・活用形を答えさせます。

単語分けは中学1年生で学習し、品詞・活用形は中学2年生で学習します。

慶應女子を受験する生徒は確実に対策をしてきます。

もし口語文法の問題を間違えてしまうと、周りに差をつけられてしまう可能性が高くなります。

口語文法も覚えれば確実に得点が取れるので、普段からしっかり取り組むようにしてください。

文学史も対策がしやすい

文学史の問題が毎年出題される学校もあります。

文学史は大きく分けて、近現代の文学史と古典の文学史とに分かれます。

近現代の文学史としては、夏目漱石・芥川龍之介・森鴎外・宮沢賢治・太宰治など有名なものから覚えていき、消去法を上手に使うと効率良く問題を解くことが出来るようになります。

古典の文学史も有名なものや特徴あるものから覚えていきましょう。

作品名作者・編者特徴
万葉集大伴家持など日本最古の歌集
古今和歌集紀貫之など日本最初の勅撰和歌集
枕草子清少納言三大随筆
徒然草吉田兼好三大随筆
方丈記鴨長明三大随筆
源氏物語紫式部最高峰の物語
平家物語(琵琶法師)軍記物語
おくの細道松尾芭蕉紀行文

また、文学史の問題では時代を問われることが多くあるので、成立した時代を覚えておくようにしましょう。

古文は意外と得点しやすい

高校入試では古文が出題される学校と出題されない学校があります。

ただ、複数校受験することになると思いますので、第一志望校で古文が出題されなくても第二、第三志望校で出題されることを想定し、事前に対策をしていきましょう。

高校入試の古文は基本的に現代語訳が付いていません。(難しい単語は注釈があります)

そのため、古文の問題を解くにあたり重要になってくることは「内容が把握出来るか」ということになります。

古文では主語や助詞が省略されていることが多いので、誰の行動なのか・誰のセリフなのかといったことに注意する必要があります。

実際に主語を答えさせる問題も多く出題されていますが、内容が把握出来ていれば簡単に答えることが出来ます。

また、高校入試の古文では「係り結びの法則」がよく出題されます。

これも簡単なきまりを覚えておくだけで得点することが出来ます。

現代文の読み方をマスターする

現代文には「説明文」「小説文」「随筆文」といったジャンルがあります。

限られた時間内で問題を解く必要があるため、何度も読み直すことは難しくなります。

そこで、それぞれのジャンルを読む際に注意する点、よく出題される問題について確認していきましょう。

説明文では「指示語」「接続語」の使われ方に注意しながら段落同士のつながりを意識することで、答えを探しやすくなります。

よく出題される「接続語」を入れる空欄補充の問題では、「選ぶ」のではなく「自分の言葉で考える」ことが大切です。

小説文では「いつ、どこで、だれが何をしたか」に注意しながら読んでいきます。

問題でよく出題される「登場人物の気持ち」についてですが、ここで注意して欲しいことがあります。

問題で「気持ち」と聞かれているので「気持ち」を考えてしまう人が多くいます。

しかし、「気持ち」とは「ある出来事」があってから発生します。

そのため、「どんな出来事」があったかを考えることが重要となります。

その上で「気持ち」を考えていくようにしましょう。

随筆文は筆者の体験から始まり、その体験をもとに筆者が考えたことや筆者の意見へと続いていくパターンが多くなっています。

そのため、問題で聞かれていることが体験についてなのか、筆者の考えや意見についてなのかで探す箇所が違ってきます。

国語の読解問題も答えが一つになるように作られています。

自分で答えを考えるのではなく、文章中から答えや答えの根拠を探していくことで正答率が上がっていきます。

まとめ

まずは覚えたら得点につながる分野(漢字・口語文法・文学史など)から学習することで、国語の得点を安定させることが出来ます。

古文も比較的早く結果につながるので、まとまった時間を作って一気に出来るようにしたいものです。

現代文はすぐ結果が出ないかもしれませんが、慣れが重要ですのでこつこつ続けていくことが大切です。

得点が上がってくると国語の勉強が楽しくなり、更に成績が上がるという好循環が生まれます。

少しでもいいので、国語の勉強時間を伸ばしてきっかけを作っていくようにしましょう。

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