何時に塾が始まる?小学生の塾の授業時間と生活リズムの整え方

小学生の塾は、夕方の16時〜18時ごろに授業が始まるケースが一般的です。

その時間帯が家庭の生活リズムに大きく影響するため、通塾前に知っておくことはとても大切です。

というのも、塾の開始時間によって、夕食や就寝時間、他の習い事や兄弟のスケジュールにも調整が必要になるからです。

特に共働き家庭では、送迎や夕方の準備が難しくなることもあります

たとえば、学童保育から塾へ移動する場合や、19時以降に帰宅するような塾に通う場合は、軽食をどうするか、宿題はいつやるかなど細かい調整が求められます。

この記事では、塾の授業時間帯の傾向をふまえつつ、学年別の特徴や家庭での生活リズムの整え方、共働き家庭が無理なく通塾を続けるための工夫まで、具体的に解説していきます。

お子さんに合った通塾スタイルを見つけたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

本記事の監修者

モコスタ統括マネージャー
小澤 珠美

小澤珠美

大学卒業後、大手進学塾で高校受験・中学受験の指導に15年間従事。特に中学受験において、御三家中学をはじめとする超難関校の算数指導・受験対策・保護者のサポートに尽力し、合格実績に貢献。
その後独立してさらなる成果を出し続けモコスタ専属の指導者となる。これまでに蓄積したすべてのノウハウを投入し、モコスタに通う受験生全員の第一志望校合格を全力でサポートする。
著書:『中学受験超成功法「ママは楽しく息を抜く」』ギャラクシーブックス 2017年
共著:『未来を創る〜私たちが選んだ道〜 輝く女性起業家』ブレインワークス 2017年

\近くの教室でお待ちしています/

目次

小学生の塾は何時に始まる?一般的な通塾時間帯とは

小学生が塾に通う時間は、家庭の生活スタイルや学校の終了時刻、さらには塾の方針などによっても変わってきます。

一般的には、夕方16時〜18時ごろのスタートが主流です。

学年が上がるにつれて遅くなる傾向もあり、低学年と高学年では時間帯が異なることも珍しくありません。

通塾を検討する際は、開始時間だけでなく「生活リズムをどう整えるか」も視野に入れて考えることが大切です。

多くの塾は16時〜18時スタートが中心

現在、多くの学習塾では、授業開始時間を16時〜18時の間に設定しています。

これは小学校の下校時刻や、夕食の時間帯とのバランスを考慮した結果です。

学校が終わるのが15時前後であることをふまえ、無理なく通える時間帯として設定されることが多くなっています。

特に平日については、次のような時間帯が一般的です。

  • 16:00〜17:00開始:低学年向けや、早めに帰宅させたいご家庭を対象とした設定。
  • 17:00〜18:00開始:中・高学年に多い時間帯で、2コマ制の塾などにもよく見られます。
  • 18:00〜19:00開始:中学受験対策や進学塾に多く、2時間以上の長時間授業もあり。

このように、同じ「小学生対象の塾」であっても、学年や指導方針に応じて開始時間が細かく調整されていることが一般的です。

また、授業終了は20時〜21時ごろになることもあり、夜型の生活にならないよう家庭内でのリズムづくりが重要となります。

学年別(低学年・中学年・高学年)で変わる開始時間

塾の開始時間は、学年によって段階的に遅くなる傾向があります。

これは学習の集中力の持続時間や、学校生活・体力面の考慮、さらには学習内容の難易度にも関係しています。

  • 低学年(小1〜小2)
    通塾がはじめてのお子さんも多いため、塾のスタート時間は比較的早く、15:30〜16:30ごろに設定されることが多いです。学習時間も60分程度と短めで、学ぶことへの抵抗感をなくし、学習習慣をつけることを目的としています。
  • 中学年(小3〜小4)
    徐々に学習内容も本格化してくるため、16:30〜17:30ごろからのスタートが中心になります。中学受験を意識し始めるご家庭も多く、この時期から2科目(国語・算数)や週2〜3回の通塾が増えてきます。
  • 高学年(小5〜小6)
    中学受験を控えるお子さんも多いため、17:00〜18:30ごろから授業がスタートし、20時〜21時まで続くこともあります。特に小6になると、平日に3〜4時間の学習が当たり前になり、塾によっては夕食を塾内でとる体制が整えられているケースもあります。

学年に応じて、通塾頻度・科目数・開始時間が変化することを念頭に置きながら、お子さんにとって無理のないスケジュールを組むことが大切です。

モコスタの中学受験クラスの授業コマ詳細もぜひご覧ください。

地域差や塾の種類(個別・集団)でも違いあり

塾の開始時間には、地域や塾の種類によっても差があります。

特に都市部と地方では、交通事情や治安、家庭のライフスタイルの違いから、授業の時間帯に幅が出る傾向があります。

  • 都市部の塾
    公共交通機関の利便性が高く、夜間も人通りが多いため、19時以降にスタートするコマが設けられているケースもあります。保護者の帰宅時間に合わせて、20時に終わるクラスも比較的安心して利用されています。
  • 地方の塾
    車での送迎が基本となるため、17時〜18時台に開始し、20時前には終了するスケジュールが一般的です。特に冬場は暗くなるのが早いため、早めの時間帯が好まれます。

また、塾の運営形態によっても違いがあります。

  • 個別指導塾
    1コマ60分や90分単位で、15時〜21時の間で柔軟に選べるところが多いです。学校が早く終わる日や、習い事のスケジュールに合わせてカスタマイズしやすい点が魅力です。
  • 集団指導塾
    決まった時間に一斉にスタートするため、18時〜19時スタートの設定が多く、曜日によって教科が固定されていることもあります。

お子さんの生活スタイルやご家庭の送迎体制をふまえて、「集団と個別どちらが向いているか」「地域の事情に合った通塾スタイルか」を見極めることが、無理なく続けられる塾選びにつながります。

なお、モコスタでは、少人数制の集団指導と個別指導の両方を取り入れており、学習目的やご家庭のご状況に合わせて柔軟に選択いただけます。

塾の通塾時間が家庭生活に与える影響とは?

塾通いが日常になると、学校生活とは別に「家庭生活のタイムテーブル」を見直す必要が出てきます。

特に平日夜の時間帯に塾が入ることで、夕食や就寝、兄弟姉妹のスケジュールまで影響を受けることもあります。

ここでは、通塾による具体的な生活の変化と、その対策について詳しく見ていきましょう。

夕食時間の調整が必要になる場合も

小学生の通塾時間が夕方以降に設定されることが多いため、夕食のタイミングをどうするかは多くのご家庭で悩みの種になります。

特に高学年や中学受験塾では19時〜21時までの授業も一般的であり、夕食を塾の前にとるか、後にとるかで迷う保護者の方も少なくありません。

  • 塾前に夕食をとる場合
    時間に余裕があれば理想的なスタイルですが、食後すぐの通塾で集中力が落ちるケースも。また、早すぎる夕食は夜に空腹感が出ることも。
  • 塾後に夕食をとる場合
    授業終了が20時を過ぎると、そこからの食事で胃腸に負担がかかる、就寝が遅くなるといったデメリットがあります。

そのため、軽食スタイル(おにぎり・サンドイッチ・ゼリー飲料など)を塾前に取り、帰宅後にスープなどの軽い補食をとる方法が、多くの家庭で取り入れられています。

時間・栄養・満腹度をうまく調整することで、生活リズムが大きく崩れるのを防げます。

モコスタでは、食事の提供もおこなっていますので、ご家庭にも負担なくご利用いただけます。

就寝時間が遅くなるリスクと対策

塾の終了時間が遅いと、帰宅から食事・入浴・宿題などを経て、就寝時間が自然と後ろ倒しになるリスクがあります。

特に小学生の場合、十分な睡眠時間が確保できないと、翌日の学校生活に支障をきたすこともあります。

たとえば、小学4〜6年生の推奨睡眠時間は9〜10時間

21時に帰宅してからのルーティンを考えると、22時を過ぎてしまうケースも珍しくありません

「毎日しっかり寝かせたい」という想いと、「塾にも通わせたい」という希望のバランスを取るには、平日の時間管理+週末の使い方がカギになります。

兄弟姉妹や他の習い事とのバランス問題

塾通いをしているのは、必ずしも一人のお子さんだけとは限りません。

兄弟姉妹がいる場合、それぞれの習い事・学校・食事・就寝のスケジュールが交錯しやすく、家庭全体のタイムマネジメントが求められます。

たとえば…

  • 小1の妹は18時夕食が理想 → でも小6の兄は18時から塾スタート
  • ピアノやスイミングなど他の習い事との曜日が重なっている
  • 保護者の方の送迎が必要なケースが複数発生している

このような状況では、「全員にとって無理のない習い事スケジュール」を再検討する必要があります。

ポイントは、「すべて完璧に両立しようとしないこと」です。

  • 他の習い事をオンラインや土曜日に移行
  • 塾の曜日を振替可能な教室にする
  • 兄弟で同じ塾・曜日に揃えることで送迎負担を軽減

モコスタでも、「ご家庭の生活リズムに合わせた通塾プラン」を提案しています。

一人ひとりだけでなく、家庭全体を考えたサポートができる塾選びが、長く続けるうえで大切な視点になります。

共働き家庭・忙しい保護者のための時間調整術

共働き家庭にとって、「塾の送迎」「夕食準備」「兄弟の予定調整」などは、毎日の綱渡りのようなスケジューリングです。

塾に通わせたいという気持ちがあっても、保護者の方の負担が大きすぎると継続が難しくなることも。

ここでは、忙しい保護者の方に向けて、現実的で無理のない通塾スタイルとその工夫をご紹介します。

送迎が難しい場合の選択肢

仕事の関係で塾への送迎ができない、または下の子の面倒があって難しいというようなケースは、決して珍しくありません。

そうしたご家庭には、以下のような負担を軽減できる選択肢があります。

自宅から近い塾を選ぶ

徒歩5〜10分圏内にある塾であれば、お子さんが自力で通えるケースも多く、保護者の方の送迎負担を大きく減らすことができます。

特に高学年になると、近距離であれば友達と一緒に通うこともでき、通塾が生活の一部として自然に定着しやすくなります。

また、地域に根ざした小規模塾は、保護者との連携を大切にしているところが多く、何かあったときの対応も柔軟でスピーディーです。

例えば、欠席時の振替対応や家庭学習の進捗状況の共有など、顔の見える距離感でコミュニケーションがとれる安心感があります。

お子さんの安全はもちろん、保護者の時間的・心理的負担を減らすうえでも、「家から近く、地域に根ざした塾」は非常に有力な選択肢となります。

    塾選びの際は、「指導方針」や「合格実績」だけでなく、通塾のしやすさも重視すべき基準の一つです。

    塾の送迎サービスを利用する

    お子さんの安全な通塾を支えるために、駅や学童までの送迎サービスを実施しているケースもあります。

    特に共働き家庭にとっては、「帰宅時間に間に合わない」「暗い道を一人で歩かせるのが心配」といった不安を軽減できる大きなサポートになります。

    また、近年では定期便での送迎ルートを設けている塾や、地域の送迎専門サービスと提携して送迎体制を整えている教室も増えてきています。

    こうしたサービスを活用すれば、保護者の送迎負担を減らしつつ、お子さんが安心して学びに向かえる環境を整えることができます。

    通塾手段に不安がある場合は、塾選びの段階で「送迎の有無」や「送迎範囲」について、しっかり確認しておくのがおすすめです。

    学童→塾のスムーズな移行スケジュール

    放課後の学童クラブを利用しているご家庭にとっては、学童から塾へのスムーズな移行が重要です。

    スムーズな流れを確保するには、以下のような時間設計がカギとなります。

    17:00前後の塾スタートが理想

    多くの学童保育では、18:00ごろまでの預かりが一般的です。

    そのため、塾の開始時間が17:00〜17:30に設定されている場合、学童から塾への移行が比較的スムーズに行えます

    お子さんが無理なく動ける時間帯であり、送迎や生活リズムへの影響も最小限に抑えられます。

    また、塾の前に軽食を学童で済ませておくスタイルも、集中力を維持するうえで有効です。

    おにぎりやパンなどの軽めの食事をとっておくことで、空腹を感じることなく授業に臨むことができ、授業後にしっかり夕食をとる流れも自然に整えやすくなります。

    「帰宅後の過ごし方」までを含めた逆算設計

    • 21時には就寝できるよう、帰宅後のルーティンを簡素化
    • 塾の日は「ご飯は1プレート」「お風呂は朝」など、家庭の時短ルールを決めておくとスムーズです

    モコスタでも、学童クラブ(モコプラ)からの移行タイミングや通塾スケジュールについて、一人ひとりのご家庭に合わせた相談・調整を行っています。

    保護者の負担を減らす塾選びのポイント

    塾を選ぶ際、「どんな教材を使っているか」や「成績が上がるか」も重要ですが、保護者の負担がどれくらいかかるのかという観点も見逃せません。以下のチェックポイントを参考にしてみてください。

    1. 情報共有がしっかりしているか

    • 連絡帳アプリやLINEなどで、保護者とタイムリーに連携がとれる塾は安心
    • 欠席時の対応(振替授業・課題のフォロー)も要チェック

    2. 柔軟なスケジュール対応が可能か

    • 個別指導や小規模塾では、振替・時間変更がしやすいところも
    • 急な予定変更が多い共働き家庭には心強いポイントです

    3. 家庭学習のマネジメントまでしてくれるか

    • 塾によっては、授業外の時間も含めて学習スケジュールを設計してくれるところがあります
    • 自宅での勉強にまで目を配ってくれる塾なら、保護者の「声かけ」や「進捗管理」の負担も激減

    4. 家庭との連携を重視しているか

    • 面談や報告書の頻度
    • ご家庭の方針や悩みに本気で耳を傾けてくれる塾かどうかは、非常に大切な視点です

    さいごに

    小学生の塾通いは、通塾時間や生活リズムとのバランスが非常に重要です。

    特に共働き家庭では、夕食・就寝・送迎など日々の調整が大きな負担になることもあります。

    だからこそ、「通いやすさ」「無理のないスケジュール」「家庭との連携体制」が整った塾を選ぶことが、学びの継続と成果に直結します。

    モコスタでは、お子さんの学年や性格、家庭の状況に合わせて、最適な通塾プランをご提案しています。

    「うちの子に合うのは?」「時間が不安…」など、どんな小さなことでも構いません。

    まずはお気軽にご相談ください。一緒に最善の方法を見つけましょう。

    モコスタとは?

    モコスタは、経験と実績豊富な講師が中心となり学習指導を行う学習塾です。

    補習を中心とした個別指導から、小学1年生から6年生までの本格的な集団指導まで、受験合格に向けたサポートを行います。

    コース/クラス名概要
    ベーシック小学1年生から中学3年生の補習クラス。学校の授業・受験勉強の補習を行います。
    マンツーマン小学1年生から中学3年生の完全マンツーマンクラス。学習塾の予習・補習や、苦手科目の重点的な学習を行います。
    アドバンスクラス小学1年生と2年生を対象に、楽しく学習しながらも主体的に学ぶことを重視している集団指導クラスです。
    中学受験クラス小学3年生から6年生を対象に、本格的な受験対策を行う集団指導クラスです。

    個別相談と無料体験会を開催しています

    モコスタでは、随時「個別相談」と「無料体験会」を開催しています。

    ご相談内容にあわせて、経験豊富な講師陣が丁寧に対応させていただきます。

    • 塾の雰囲気を見てみたい
    • どんな指導をしているのか教えて欲しい
    • 講師に受験に関する相談をしてみたい

    どんなご相談でも、お気軽にお申し込みください。

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!
    • URLをコピーしました!
    目次