【中学受験】子どもが言うことを聞かない!プロの解決法6選

中学受験を控えた親御さんの中には、子どもが言うことを聞かずに困っている方も多いのではないでしょうか。

受験勉強がスムーズに進まないと、親子共にストレスが溜まり、受験への意欲も削がれてしまいます。

受験勉強にも集中できるように、子どもとのコミュニケーションをスムーズに行えるようにしましょう。

そこで今回は、「子どもが言うことを聞かない!」という悩みを解決するための方法を6つご紹介します。

本記事の監修者

小澤 珠美

大学卒業後、15年間大手進学塾・株式会社早稲田アカデミーで、高校受験・中学受験の指導に従事。特に中学受験において、算数指導、受験指導、保護者の方のサポートに尽力し、合格実績に貢献。2009年度志望校別クラス・NN女子学院クラス総責任者。2010年に独立。

目次

中学受験で子どもが言うことを聞かない原因と対策

中学受験において、子どもが言うことを聞かない原因と対策について考えてみましょう。

子どもが言うことを聞かない理由は様々ですが、下記の6つの解決法を実践してみてください。

  • 親がこどもの話をしっかり聞くこと:自分がこどもの話を聞かずに遮っていないかを見直す。
  • こどもの目を見て話を聞くこと:こどもが話したいことに真剣に向き合う。
  • こどもの話したいことを聞き出す:親が聞きたい話だけを聞こうとしない。
  • 会話のタイミングを工夫する:時間に余裕のあるときや塾の帰り道など、リラックスした状況で会話をする。
  • 身体的な接触を大切にする:手を繋いでこどもの体温を感じながら会話する。
  • こどものペースで話を聞く:こどもが話したいことを、こどものペースで話させることが重要。

それぞれについて、具体的な例と合わせて解説します。

ほかにも親が過剰な期待をかけると、子どもはストレスを感じて反抗的になることがあります。親と子どもとのコミュニケーションを大切にし、子どもの気持ちに寄り添うことが重要です。

親がこどもの話をしっかり聞くこと

まず、親自身が子どもの話をしっかり聞いているかを見直しましょう。

多くの場合、親が自分の話ばかりして子どもの話を遮ってしまうことが原因です。

例えば、朝の忙しい時間帯に、子どもが「ママ、今日学校で…」と言いかけたときに、「早く準備しなさい!」と遮ってしまった経験はないでしょうか。

このような場合、子どもは「どうせ聞いてくれない」と感じ、親の話を聞かなくなることがあります。

親が話を聞いていないのに、子どもが話を聞いてくれないのは当然のことです。

こどもの目を見て話を聞くこと

子どもが話すときには、目を見て真剣に聞くことが大切です。

親がしっかりと向き合うことで、子どもも安心して話すことができます。

子どもが伝えたいことに真剣に向き合う姿勢が信頼関係を築く鍵となります。

ふとやってしまいがちなのは、リビングで子どもが学校の出来事を話しているときに、テレビを見たりスマートフォンを触ったりしてしまうことです。

しっかりと子どもの目を見て話を聞いてあげてください。

子どもは「ママは大事にしてくれている」と感じ、親に対する信頼が深まります。

こどもの話したいことを聞き出す

「いえいえ。うちはちゃんと聞いてますよ。でも、私の言うことを聞かないんです」とおっしゃる方も、いらっしゃいます。

本当でしょうか?実際には自分が子どもから聞きたいと思う話だけを、聞き出そうとしてはいませんか?

大切なのは、「子ども自身が」ママに伝えたいと思う話と、真剣に向き合ってあげることです。

親が聞きたい話だけを聞こうとするのではなく、子どもが話したいことを引き出す努力が必要です。

子どもが何を考え、何を感じているのかを知ることは、子どもとの信頼関係を築く上で重要です。

「今日のテストはどうだった?」など勉強のことばかりではなく、「今日学校で何か面白いことがあった?」と聞いてみると、子どもは自分が話したいことを自然に話し始めます。

親が興味を持っていると感じることで、子どもはもっと話をしようと思うでしょう。

会話のタイミングを工夫する

時間に余裕のあるときやリラックスした状況で会話をするようにしましょう。

理想は、ご家庭で時間に余裕のある時に、しっかりお話をすること。

しかし、塾通いをしている小学生には、意外とそんな時間はとれないものです。

そのためお勧めなのは、塾の帰り道のお喋りです。

塾帰りのホッと一息ついたところで、子どもと是非おしゃべりをしてみてください。

身体的な接触を大切にする

子どもの体温を感じながら会話することも一つの方法です。

塾の帰り道などは、手を繋いで、子どもの体温を感じつつ、おしゃべりを聞いてあげましょう。

親の温もりを感じながら話すことで、子どもも安心感を得られ、素直に話をすることができるようになります。

寝る前の時間に、子どもの手を握りながら「今日の学校はどうだった?」と話すのもいいでしょう。

子どもは親の温もりを感じてリラックスし、自然に話をすることができます。

こどものペースで話を聞く

子どもが話したいことを、子どものペースで話させることも重要です。

子どもが話し始めたときに、「早く話して!」と言わずに、ゆっくりと時間をかけて話を聞くことで、子どもは自分のペースで話すことができます。

特に長話になることもありますが、親がしっかりと聞いている姿勢を見せることで、子どもの信頼を得ることができます。

自分のペースで話を聞いてもらえると、笑顔に繋がりますし、喋りたいことを吐き出すことで、ストレス発散にもなるでしょう。

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