朝起きられない子どもに対して家庭ですべきことは?

子どもが朝起きられなくて悩んでいるご家庭も少なくないでしょう。

そこで今回は、子どもが朝起きられるように、ご家庭ですべきことを解説していきます。

本記事の監修者

小澤 珠美

大学卒業後、15年間大手進学塾・株式会社早稲田アカデミーで、高校受験・中学受験の指導に従事。特に中学受験において、算数指導、受験指導、保護者の方のサポートに尽力し、合格実績に貢献。2009年度志望校別クラス・NN女子学院クラス総責任者。2010年に独立。

目次

朝起きられない子どもへの声かけ

受験云々に関わらず、この経験は、どこのご家庭にでもあると思います。特に、だんだんと寒くなってくる時期になりますと、早く起きる・起きない、そんなことで、朝から親子げんかになることもあるのではないでしょうか。 

受験勉強ということですと、朝は、算数の計算練習がおススメだ、ということは、以前にも申し上げました。

パパやママはそのつもりでいるのに、お子さんが思うように動いてくれない……。結果、朝から険悪な雰囲気が立ち込めてしまう。ありがちな日常ですよね。 

「まだ起きていないの? 計算はどうするの?」 

「もう7時を過ぎたわよ 計算はどうするの?」 

「学校に遅れるじゃない 計算はどうするの?」 

こうした声がけって、ちょっと、ネガティブワードですよね。朝からこんなネガティブなことばを投げかけてしまうと、お子さんの反応も、やはりネガティブになってしまうのではないでしょうか。 

そこで、こうしたネガティブワードを、ちょっとポジティブなことばに変換してみることをおススメしたいと思います。 

子どもを起こすポジティブな雰囲気づくり

たとえば、「おはよう。ご飯の支度できてるよ。ご飯の前に頭の体操!」 

ちょっと元気に、お母さんのポジティブなお声がけとして、「おはよう」というご挨拶をされてみてはいかがでしょうか。 

声を荒げるよりも穏やかに声をかける方が良いでしょう。これなら、親子間に険悪なムードが漂ったりすることもないでしょう。 

ある保護者の方から、こんな話を伺ったことがあります。起きないお子さんを動かす、ひとつのご参考になるのではないでしょうか? 

「ウチの子は、声をかけてもなかなか起きない。そこで、リビングの近くの部屋で、子どもと川の字になって寝ています。そして、朝になると、パンを温めたり、炊き込みご飯を作ったり。ご飯の匂いで子どもが動かざるを得なくなるようなしかけを作っています」

大切なのは朝の雰囲気づくりです。笑顔でお子さんが学校に行けるように、是非、各ご家庭で工夫をしてみてください。 

朝は一日の始まりです。その時間を充実したものにできれば、勉強をはじめ、その日一日、有意義に過ごせることと思います。 

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