小学生の保護者が知っておきたい「情報Ⅰ」とプログラミング教育の重要性

小学生の保護者の皆さんにとって、大学入試は「まだかなり先のこと」という認識ではないでしょうか?

しかし、大学入試の情報は、今の段階から収集しておくに越したことはありません。

今回のテーマとして、大学入試共通テストに新しく加わった「情報Ⅰ」について取り上げたいと思います。

本記事の監修者

モコスタ統括マネージャー
小澤 珠美

小澤珠美

大学卒業後、大手進学塾で高校受験・中学受験の指導に15年間従事。特に中学受験において、御三家中学をはじめとする超難関校の算数指導・受験対策・保護者のサポートに尽力し、合格実績に貢献。
その後独立してさらなる成果を出し続けモコスタ専属の指導者となる。これまでに蓄積したすべてのノウハウを投入し、モコスタに通う受験生全員の第一志望校合格を全力でサポートする。
著書:『中学受験超成功法「ママは楽しく息を抜く」』ギャラクシーブックス 2017年
共著:『未来を創る〜私たちが選んだ道〜 輝く女性起業家』ブレインワークス 2017年

目次

「情報Ⅰ」の学習内容と出題傾向

2025年1月に実施された大学入試共通テストから、「情報Ⅰ」が正式な教科試験として導入されました。

これは、2020年に小学校でプログラミング教育が導入されたことをきっかけに、段階的に教育カリキュラムが進められた結果として導入されました。

「情報Ⅰ」は多くの高校で1年次に履修される科目であり、その学習内容は以下の4つの分野に分類されています。

  • 情報社会の問題解決
  • コミュニケーションと情報デザイン
  • コンピュータとプログラミング
  • 情報通信ネットワークとデータの活用

このうち、「プログラミング」は全出題範囲の約25%を占めるとされています。

特に、プログラミングの問題では、論理的思考力や問題解決力が求められる内容が多く、早い段階からの準備が鍵となります。

たとえば、「情報Ⅰ」では、次のような問題が出題されると言われています。

  • フローチャートを用いた処理の流れを読み解く問題
  • 与えられた条件に基づいてプログラムのバグを見つける問題
  • アルゴリズムを組み立て、適切な手順を選ぶ問題

これらは、単にプログラミングの文法を覚えるのではなく、論理的な思考力を養うことが重要です。

「情報Ⅰ」の重要性と対策

注目すべきは、「情報Ⅰ」が英語や国語と同様に教科として扱われる点です。

これまでの6教科30科目から、「情報Ⅰ」を加えた7教科21科目が受験科目として設定されました。国公立大学を志望する場合、具体的な受験科目の例は以下の通りです。

  • 国語
  • 外国語(英語)
  • 地理歴史(地理総合、地理探究)
  • 公民(公共、政治経済)
  • 理科(生物基礎、地学基礎)
  • 数学(数学I、数学A)
  • 情報Ⅰ

このように、「情報Ⅰ」は国公立大を志望する受験生にとって避けて通れない重要な科目となりました。

そのため、受験生の間では「1科目増えて大変だ」という声が上がる一方で、指導する教員の中には「英語で50点伸ばす努力よりも、情報Ⅰで60点取る方が効率的ではないか」と考え、情報Ⅰを得点源にする戦略を勧める動きも見られます。

小学生からできるプログラミング的思考の育成

「情報Ⅰ」で出題されるプログラミング言語は「DNCL」と呼ばれる、共通テスト用に開発された専用言語です。

これは一般的なプログラミング言語とは異なり、実社会での汎用性は高くありません。

しかし、小学生の段階から準備できることは何かと考えた場合、最も重要なのは「プログラミング的思考」を養うことです。

これは、大学入試に備える上でも有効なスキルとなります。

文部科学省がいう「プログラミング的思考」とは、プログラムを組むことそのものの習得だけではなく、「実現したい一連の活動に向けて、どのような組み合わせが必要かを考え、それに対応する記号の組み合わせを論理的に考える力」を指します。

自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力
引用:文部科学省「小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ)」より

こうした力は、特定のプログラミング言語に依存するものではなく、幅広く活用できるスキルです。

プログラミング的思考を育むための具体的な取り組み

多くの保護者は「プログラムを組む」というと、HTMLやJavaのようなテキストベースのプログラミング言語を想像するかもしれません。

しかし、子どもたちが小学校で学ぶのは、ブロックを組み合わせて動作を作るビジュアルプログラミング言語が中心です。

「どの言語を使うか」ではなく、「プログラムを組むことを通じて得られる学び」が重要であるという考えが基本にあります。

プログラミング教育を通して、子どもたちは以下のような力を身につけ、経験することができます。

  • 論理的思考力
  • 創造力
  • 課題発見および解決能力
  • あきらめずにトライ&エラーを繰り返し、小さな成功体験を積み重ねる経験

これらのスキルは、大学入試だけでなく、将来的に社会で活躍するためにも重要です。

情報Ⅰの導入により、プログラミング教育はより多くの人にとって身近なものとなり、今後の教育においてもますます重要性が高まるでしょう。

さらに、プログラミングを学ぶことで得られるメリットは学問の枠を超えて広がります。

プログラミング的思考を育てることは、算数や理科といった他教科の理解を深める助けにもなります。

論理的に考え、効率的に問題を解決する力は、将来的な仕事の現場でも役立つスキルです。

プログラミング教育は、これからの時代に必要不可欠なスキルとして、より一層注目されていくでしょう。

保護者ができるサポート

保護者や教育関係者としては、単に「試験対策としてのプログラミング」を意識するだけでなく、子どもたちが興味を持って楽しみながら学べるような環境づくりが求められます。

たとえば、日常生活の中で「自動化できる作業」を考えてみる、親子で簡単なプログラムを作ってみるといった活動も効果的でしょう。

身近な生活の中で試行錯誤を重ねることで、自然と論理的思考や創造力が育まれるのです。

また、プログラミングに取り組むことで、子どもたちは「失敗から学ぶ力」も身につけることができます。

何度も試行錯誤を重ねる中で、「なぜうまくいかなかったのか」「どう改善すればよいのか」を考える姿勢が養われるのです。

こうした粘り強さは、学習だけでなく、将来の社会生活でも大きな武器となるでしょう。

モコスタでは、論理的思考力を養うアドバンスクラスをご用意しています。

また、関連ブランドの学童クラブMOCOPLA(モコプラ)では、小学校低学年から学べるビジュアルプログラミングのレッスンを用意しています。

いずれも小学校低学年のうちに、じっくり思考し、トライ&エラーを繰り返し、正解を導く経験は、中学受験の学習においても大きな力となってくると言えるでしょう。

モコスタとは?

モコスタは、経験と実績豊富な講師が中心となり学習指導を行う学習塾です。

補習を中心とした個別指導から、小学1年生から6年生までの本格的な集団指導まで、受験合格に向けたサポートを行います。

コース/クラス名概要
ベーシック小学1年生から中学3年生の補習クラス。学校の授業・受験勉強の補習を行います。
マンツーマン小学1年生から中学3年生の完全マンツーマンクラス。学習塾の予習・補習や、苦手科目の重点的な学習を行います。
アドバンスクラス小学1年生と2年生を対象に、楽しく学習しながらも主体的に学ぶことを重視している集団指導クラスです。
中学受験クラス小学3年生から6年生を対象に、本格的な受験対策を行う集団指導クラスです。

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モコスタでは、随時「個別相談」と「無料体験会」を開催しています。

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