中学受験の社会を攻略!学年別おすすめ勉強法と頻出テーマガイド

「社会って暗記科目でしょ」と思っている生徒が多くいます。

しかし、社会は単なる暗記科目ではなく、理解力・読解力・情報整理力が問われる科目です。

地理・歴史・公民の3分野に加え、最近では時事問題や資料の読み取りなど、暗記だけでは通用しない問題が増えています。

この記事では、私立中学の入試でよく出題される社会科の出題傾向と、学年別に取り組める対策法を詳しく解説します。

本記事の監修者

モコスタ統括マネージャー
小澤 珠美

小澤珠美

大学卒業後、大手進学塾で高校受験・中学受験の指導に15年間従事。特に中学受験において、御三家中学をはじめとする超難関校の算数指導・受験対策・保護者のサポートに尽力し、合格実績に貢献。
その後独立してさらなる成果を出し続けモコスタ専属の指導者となる。これまでに蓄積したすべてのノウハウを投入し、モコスタに通う受験生全員の第一志望校合格を全力でサポートする。
著書:『中学受験超成功法「ママは楽しく息を抜く」』ギャラクシーブックス 2017年
共著:『未来を創る〜私たちが選んだ道〜 輝く女性起業家』ブレインワークス 2017年

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目次

私立中学の社会入試はどんな問題が出る?

  • 地理分野:統計・地図・写真の読み取り、産業・気候の知識など
  • 歴史分野:時代の流れ、重要人物や出来事の関連性、記述式問題など
  • 公民分野:政治制度、憲法、選挙、税、時事問題との関連など
  • 時事問題:地震、環境問題、国際関係など、ニュースに基づく出題など

近年では複合型(地理+公民など)の設問や図表読解型の出題も増加傾向にあります。

単なる暗記では対応が難しくなっており、「考える」習慣がカギとなります。

それでは小学4年生からどのような対策をしていくと効果的なのか見ていきましょう。

小4向け|まずは地理に親しむ楽しい入り口学習

小学4年生のうちに、社会=楽しい!と思ってもらうことが一番大切です。

楽しいと思う勉強は自分から進んで行うようになります。

地理を中心に「社会に興味を持たせる」ような視覚的・体験的学習で土台づくりをしましょう。

地理対策
  • 地図パズルや白地図への書き込みで地名・地形を覚える
  • 路線図から都道府県を探すゲームで地域に親しむ
  • 産地をチェックするスーパー探検で産業に触れる
  • 地理映像教材やクイズアプリで楽しく復習

この時期はできた!知ってる!の積み重ねがやる気につながります。

保護者の方も一緒に地図クイズなどで関心を引き出しましょう。

また、リビングの手の届くところに地図帳を置いておき、普段から地図を見ることで自然と地理に親しんでいくことも効果的です。

こちらのページで「日本地図を楽しく学ぶ方法」を詳しく解説しております。

小5向け|地理と歴史の知識の整理+演習開始

小学5年生では地理に加えて歴史分野の学習がスタート

といっても、5年生の夏までは地理の学習を継続することをおすすめします。

4年生で学習した地理分野を掘り下げて学習していきましょう。

地理対策
  • 地形・気候・産業を統一テーマでまとめノート作成
  • グラフ・統計資料の読み取り練習
  • 地理マンガ・地図帳を使った読書学習

5年生の夏以降に学習する歴史も暗記をしていくだけでは楽しくありません。

せっかく4年生で社会が好きになっても「楽しくない」と感じてくると、段々と勉強するのを後回しにしてしまうようになります。

そこで、歴史の勉強も楽しんで取り組めるよう工夫する必要があります。

歴史対策
  • 年代順に並べる「年表づくり」+人物カード整理
  • 歴史マンガで時代背景を理解しながら興味喚起
  • 因果関係をつかむ「なぜ?」クイズ形式で思考訓練

手を動かしながら作業することで、単なる暗記にならないようにしていきましょう。

また、用語だけでなく「意味づけ」「関連づけ」を意識することで効果的覚えることができます。

小6向け|地理+歴史+公民+時事の総仕上げ

小学6年生になると、中学入試に向けた本格的な総合対策の段階となります。

夏までの期間は公民の学習を進め、夏休みから地理・歴史・公民の復習、そして秋からは時事問題の対策をしていく必要があります。

公民対策
  • 憲法、税金、選挙など仕組みを図解で理解
  • 用語まとめノートの作成
  • ニュースと連携した学習(例:国会→三権分立)

公民分野では難しい用語が出てくるので、無理やり暗記しようとしてもなかなか覚えることができないでしょう。

普段からニュースを見たり、子ども新聞を読んだりして、用語の意味を理解するようにしていきましょう。

地理・歴史の整理復習
  • 間違えた問題・苦手分野は「間違いノート」で再確認
  • 時事とのつながりも押さえる(例:災害→地理、政策→歴史)

模試や過去問で間違えた問題は「間違いノート」にまとめておきましょう。

次に出るのは入試本番かもしれません。

時事問題対策
  • こども新聞やニュース解説番組の視聴
  • 直近1年の話題(選挙・災害・国際情勢)をまとめた時事問題集で確認

保護者ができる社会科サポートとは?

社会科は家庭の関わり方ひとつで学習の深さが変わります。

保護者の支援ポイント
  • 時事問題を親子で話し合う(憲法・税金・災害など)
  • 家族で博物館・社会科見学へ行く機会を作る
  • リビングに「地図帳」「歴史マンガ」などを準備してあげる
  • 「知らなかった!」「すごい!」という共感の声かけ

社会は自分たちの生活とつながっていることを実感できる教科です。

楽しさと学びを共有することで、子どもの理解はぐっと深まります。

まとめ

私立中学の社会入試では、単なる暗記ではなく理解する力・考える力が重視されます。

地理・歴史・公民という3分野に加えて、現代のニュースをテーマにした時事問題が出題されるケースも増え、学年ごとに必要な準備が異なります。

小4から地理を中心に「楽しく学ぶ」ことを意識し、小5では地理と歴史の知識を整理しながら問題慣れを進めましょう。

小6では公民と時事にも対応しながら、「知識を使える力」にシフトした実戦的な演習が鍵になります。

保護者の方も、時事ニュースの共有や家庭での会話などを通して社会を身近に感じる場づくりが可能です。

今できることをひとつずつ積み重ねながら、中学入試に向けた準備を進めていきましょう。

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補習を中心とした個別指導から、小学1年生から6年生までの本格的な集団指導まで、受験合格に向けたサポートを行います。

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マンツーマン小学1年生から中学3年生の完全マンツーマンクラス。学習塾の予習・補習や、苦手科目の重点的な学習を行います。
アドバンスクラス小学1年生と2年生を対象に、楽しく学習しながらも主体的に学ぶことを重視している集団指導クラスです。
中学受験クラス小学3年生から6年生を対象に、本格的な受験対策を行う集団指導クラスです。

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