【中学受験情報】桐朋中学校について詳しく解説！

東京都国立市にある桐朋中学校。

生徒一人ひとりの自主性と個性を大切にした教育を実践しています。

桐朋学園は、小学校（国立）、男子部（中学・高等学校）、女子部（桐朋女子中学校・高等学校／仙川）、そして音楽大学（調布）から構成されています。

いずれの部門にも共通する建学の精神は、「一人ひとりの人格を尊重し、自主性を養い、個性を伸ばす」というヒューマニズムに立脚した『人間教育』です。

入試情報・部活動・国際交流、そしてモコスタ荻窪教室がある荻窪駅からの行き方など桐朋中学校について多くの情報を掲載していきますので、学校選びの参考にしてください。

桐朋中学校の基本情報

住所	東京都国立市中3-1-10
電話番号	042-577-2171
HP	桐朋中学校
生徒数	中学779名（1クラス定員42名）　高校947名（1クラス定員44名）
登下校時刻	登校時間8：30　下校時間（部活あり）中学17：30　高校18：00

授業について

• 平日6時間
• 土曜4時間
• 中学校は習熟度別授業なし
• 高等学校は数学3段階、英語2～3段階、国語2～3段階（高3のみ）

部活について

運動部では、オリンピック選手を輩出した陸上部があり、活発に活動しています。

また、全国大会出場経験を持つオリエンテーリング部（地図とコンパスを用いて山岳地帯のチェックポイントを巡る競技）も活躍しています。

文化部では、囲碁部が特に盛んで、高い実績を誇ります。

運動部	文化部	同好会
陸上部	生物部	釣り同好会
体操部	地学部	桐朋電子研
バスケットボール部	化学部
バレーボール部	コンピュータ部
野球部	ESS
サッカー部	社会部
テニス部	文芸部
卓球部	クイズ研究部
ラグビー部	なわとび部
バトミントン部	美術部
柔道部	音楽部
剣道部	コーラス
空手部	ルーツミュージック・ソサエティ
水泳部	交通研究部 鉄道研究班
スキー部	交通研究部 赤とんぼ班
ワンダーフォーゲル部	将棋部
サイクリング部	将棋部 囲碁班
オリエンテーリング部
ゴルフ部

荻窪駅からの行き方

電車：約40分

荻窪駅から中央線で国立駅へ　国立駅から立川バスで桐朋停留所へ
（国立駅から徒歩で行く場合は約15分）

施設について

学びを支えるアカデミックな施設が充実しています。

5万冊以上を所蔵する図書館をはじめ、天文ドーム、プラネタリウム、太陽観測所、2つのドラフトチャンバーを備えた化学教室などが整っています。

また、広大なグラウンドもあり、運動環境も非常に恵まれています。

校風や特徴

桐朋中学校の進路指導の特徴として「進路指導のステップ」「在校生・卒業生懇談会」「進路企画」の3つがあります。

「進路指導のステップ」

生徒が将来の進路を主体的に考えられるよう、段階的な進路指導を行っています。

• 【高校1年生：職業へのイメージ形成】
• 【高校2年生：学問分野への探求】
• 【高校3年生：大学選択】

「在校生・卒業生懇談会」

高校1年生と高校2年生を対象に、卒業生を招いて進路選択や職業についての話を聞く機会を提供するものです。

【高校1年生向け（職業へのイメージ形成）】
・社会の第一線で活躍する卒業生約20名を招き、「仕事のやりがい」「現在に至るまでの道のり」などについて講演。
・生徒は各ホームルームで卒業生の話を聞き、進路について考えるきっかけを得る。
・夏休みには「私の将来」と題した作文を全員が執筆し、冊子にまとめる。

【高校2年生向け（学問分野への探求）】
・大学や研究機関で活躍する卒業生を招き、「大学とは」「学問とは」「自分は何をしたいのか」をテーマに講演。
・生徒は興味のある分野に分かれ、専門的な話を聞くことで進路選択の参考にする。

「進路企画」

年間を通じて生徒が進路を考える機会を提供する「進路企画」を実施しています。

定例の進路指導イベントに加え、学外からの企画も含めた多様なプログラムで構成されています。

【主な進路企画の例】
・キャリア教育支援プログラム『Mirai School』
　住友商事の社員（OB含む）による講義
　商社の仕事やキャリア形成についてのグループワーク
・カシオ計算機羽村技術センターの見学会・講演会
　カシオ計算機の経営理念や商品開発の流れについての講義
　G-SHOCKの品質保証実験室の見学
・東京慈恵会医科大学の研究室訪問
　解剖学、再生医学、分子遺伝学などの最先端研究を体験
　医学部志望者だけでなく、文系・理系問わず参加可能
・JAXA相模原見学会＆講演会
　小惑星探査機「はやぶさ2」プロジェクトリーダー（OB）による講演
　日本のロケット開発の歴史についての解説
・海外大学進学OBとの懇談会
　海外大学と日本の大学の違い、選考方法の比較
　海外生活のエピソード紹介

帰国生の受け入れ

帰国生受け入れについて特別な措置はなく、一般の受験生と同じ扱いとなります。

国際交流

コロナ禍による中断を経て、2023年に5年ぶりにケンブリッジ大学での海外語学研修を再開しました。

授業はディスカッションやプレゼンを中心に構成され、現地の学生や教授と交流する機会も豊富にあります。

市内見学や小旅行、スポーツアクティビティーを通じて異文化を体験し、多くの生徒が進路に対する新たな気付きを得る機会となっています。

修学旅行

中学3年生の修学旅行は、4泊5日の日程で東北地方（青森・岩手）を訪れるプログラムです。

生徒が主体的に学び、地域の文化や歴史を深く理解することを目的としています。

東北の自然と文化を体験

十和田湖遊覧や酸ヶ湯温泉で東北の美しい自然を満喫。

中尊寺などの歴史的な名所を訪れ、東北の文化を学ぶ。

震災学習

岩手県宮古市田老地区を訪問し、東日本大震災の被害を学ぶ。

現地ガイドによる巡検や被災者の体験談を聞く機会が設けられている。

地域交流

田老第一中学校との交流会を実施し、現地の生徒と交流。

地域の人々との対話を通じて、東北の暮らしや復興の取り組みを学ぶ。

この修学旅行は、単なる観光ではなく、歴史・文化・防災・地域交流を通じて生徒の視野を広げる貴重な機会となっています。

入試情報

2025年度入試

入試区分	第1回	第2回
試験日	2月1日	2月2日
募集人数	120名	60名
合格発表	2月1日	2月3日
2025倍率	2.5倍	2.2倍
偏差値	56	61

選抜方式

筆記試験

試験科目	時間	配点
国語	50分	100点
算数	50分	100点
社会	30分	60点
理科	30分	60点

その他

• Web出願
• 受験料25,000円　第1回・2回を同時出願の場合38,000円
• 面接なし

進路先

【2025年度の進路先】
・国公立131名（現役80名）
・早稲田94名（54名）　慶應75名（43名）　上智33名（19名）　東京理科大86名（45名）
・国公立医学部　13名（6名）
・私立医学部　50名（10名）

卒業生・保護者の声

最後に

桐朋中学校では6月・9月・10月・11月に学校説明会が開催されます。

また、6月に行われる桐朋祭や11月に行われる自由研究が公開行事として予定されています。

気になった方は学校見学会や文化祭などに参加して、実際の雰囲気をご覧ください。

お子さんに合う学校が見つかりますように。